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アボリジニから見たマレー川
オーストラリアにおける先住民は、多様なコミュニティや社会を構成しており、文化、習慣、言語などもそれぞれが独自の編成を持っている。現代のオーストラリアでは、先住民集団は地域コミュニティごとにさらに細分化されている。ヨーロッパ人たちの植民が始まった当初には、250種類以上の言語が存在していたとされるが、現在も存続しているのはそのうちの120ないし145種類であり、さらに危機に瀕する言語とされていないのはわずか13種類に過ぎない。現代のアボリジニたちは大多数が英語を話し、アボリジニ諸言語に由来する言い回しや語彙が加えられてが生み出されており、音韻や文法の面でも先住民諸言語の明白な痕跡を残している。ヨーロッパ人たちの入植当初におけるオーストラリア先住民の人口は、おおむね318,000人程度から、 1,000,000人程度の間であったものと考えられており、その分布は、現在のオーストラリアの人口分布と同じように、大多数はマレー川を中心とした南東部に居住していた。(アボリジニ フレッシュアイペディアより)
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アボリジニから見たオーストラロイド
アボリジニは人種的にはオーストラロイドに分類される。すなわち、黒人(ネグロイド)とも黄色人種(モンゴロイド)とも白人(コーカソイド)とも異なる人種であるとされているが、近年は「人種」という概念の科学的有効性に対して疑問も提示され、人類を「人種」ではなく約1万年前の居住地域を基準とした地域集団として捉える考え方が提唱されており、その場合はサフール人とされる。体毛は濃く、肌の色は「黒人」と同様に極めて濃色である。また、非常に特徴的であるが、女性や子どもの髪の色が肌の色とは対照的に金髪をしていることがよく見受けられる。親知らずがきちんと生えるという特徴を持つ。(アボリジニ フレッシュアイペディアより)