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東淵江から見たキュウリ
東淵江の地勢は利根川・隅田川の自然堤防と、その後背湿地から形成されている。そのため、田はすべて荒木田とよばれる真土で構成されていた。上述のように東淵江一帯は極めて水利条件が悪く、水を引き込むのは楽でも、その水を排水するのは困難であった。そこで東淵江では、畑作の野菜栽培に力を注いだ。1922年(大正元年)の農業生産額のうち、実に77.5%が蔬菜類であることからも、東淵江の東京近郊農業の特徴が読み取れる。主な販売用蔬菜生産品は漬菜、ねぎ、なす、きゅうり、かぶら、しろうり、ジャガイモ、大根、小豆、里芋、大豆、枝豆、馬鈴薯、蓮根、みつばせり、青菜、小松菜など、25種類を栽培していた。生産された作物はリヤカーや大八車で千住市場へ運ばれた。(東淵江 フレッシュアイペディアより)
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