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エルドニアから見たクラゲ
なお、分類上の位置については議論がある。古くはクラゲ類ではないかとの説もあった。現在ではそちらは取り上げられないが、ナマコ類という判断そのものには疑問が向けられることも多い。浮遊性のナマコという発想そのものは決して突飛なものではなく、現生種にもクラゲナマコというのがある。これは触手の部分が広がってクラゲの傘にあたる形になったもので、深海性の種である。しかし、エルドニアの場合、ナマコと判断できる特徴は乏しい。管足や歩帯など、棘皮動物に特徴的な構造は見られないし、五放射相称でもない。ただしそのような特徴が見られないナマコは現生でも少なくない。消化管が渦巻く配置を取るのはよくあるが、ナマコ類では普通は先端から後端まで直線的であり、この動物のように口と肛門が同じ側に開くのも例がない。(エルドニア フレッシュアイペディアより)
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マシュー・ウェッブから見たクラゲ
1875年8月24日、ドーバー港のアドミラルティ埠頭 (Admiralty Pier) から飛び込み、2度目の挑戦を始めた。3隻の伴走船に付き添われ、ネズミイルカの油を体に塗っていたウェッブは、引き潮に乗って順調に平泳ぎを続けた。途中でクラゲに刺され、またグリネ(灰色の鼻)岬 (Cap Gris Nez) 付近の強い潮流によって5時間も進むことを妨げられながら翌8月25日、ウェッブは21時間45分をかけて泳ぎきって、カレー付近に上陸し、史上最初のとなった。ジグザグに進んだウェッブの経路は延長すると39マイル(64キロメートル)を越える長さであった。(マシュー・ウェッブ フレッシュアイペディアより)