-
パワーステアリングから見たジェイテクト
1986年に日本精工(NSK)がバッテリフォーク向けEPSを実用化,その後の1988年に光洋精工(現ジェイテクト),日本精工(NSK)にて軽自動車専用のコラム式が開発されスズキ、三菱自動車の軽など日本のみ販売されたが、電磁クラッチにて操舵力が小さくなる高速走行時にマニュアルステアリングに戻すことと、低速走行で危険回避の急速操舵時のモーターの慣性感により違和感が目立ちその方式は採用されなくなった.後の1990年には普通車にラックアシストのクラッチをもたない直接フル制御方式がホンダNSXにて実用化され全世界に販売された。以後普通車のラック式にはモータがブラシ付からブラシレスへの変遷があるもののこの方式が主流となった。コラム式もフルアシスト方式に変更され信頼性の向上とモータ慣性制御などの高度な制御が導入され軽自動車からラック式の普通車まで、車格に応じて適した方式を採用し全世界に普及されている。電動式は、このような変遷をたどり、日本で生まれた世界技術に成長した。(パワーステアリング フレッシュアイペディアより)
-
ビスカスカップリングから見たジェイテクト
始めにトヨタがトリブレード(Tri-blade)として発表し、その後トヨタを中心にビスコドライブ社とのパイプを持たないメーカーの多くでRBCの略称で今日でも幅広く採用されている。これらの非ビスコドライブ系メーカーの車種では、やや高級なものになるとRBCと類似した構造でプロペラブレードを電磁クラッチに置き換えた、電子制御式カップリングが用いられる場合が多い。また、近年では電磁クラッチとトリブレードの両方の直結機構を内蔵し、ドライバーの任意に切り替えが可能な電磁ロック式RBCも高度な電子制御式スタンバイ4WDで採用されている。これらの製品の日本での代表的な製造メーカーはジェイテクトである。(ビスカスカップリング フレッシュアイペディアより)
-
オールモード4X4から見たジェイテクト
駆動力の伝達は、前輪(後輪)へは直接駆動力を伝え(FRはリアセンタースルー式)、後輪(前輪)へはトランスファーで分岐されている。リア(フロント)ディファレンシャル前部(後部)に組み込まれた電子制御カップリング(JTEKT製 ITCC)の多板クラッチの締結率を変えることによって、後輪(前輪)へ伝達されるトルクの大きさを制御しており、走行状態に応じ、前輪(後輪)駆動から直結四輪駆動までの状態を無段階に変化させている。さらに手動で直結四輪駆動を選択することも可能であるが、設定車速以上になると駆動力制御四輪駆動に切り替わる。さらに、ABSおよびVDCとの協調制御も行い、より自然かつ安全な走行性能を確保している。(オールモード4X4 フレッシュアイペディアより)