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イソガニから見たタコ
岩礁や転石からなる海岸の潮間帯・潮下帯に生息し、外洋・内湾ともに見られる。汽水域にも居るが海水の影響が強い区域に多く、塩分濃度が低い区域には殆ど居ない。隠れ場所が全くない砂泥地には居ないが、転石、カキ殻、コンクリート人工物等があればその物陰に潜んでいることがある。扁平な体はこのような物陰に潜むのに都合がよい。潜んでいる石を引っ繰り返すと素早く走り、近くの物陰へ逃げ込む。食性は雑食性で、海藻、小魚、ゴカイ、貝類など、いろいろなものを食べる。いっぽう敵は鳥類やクロダイ、タコ等である。日本での繁殖期は4月下旬-8月で、この時期には抱卵したメスが見られる。(イソガニ フレッシュアイペディアより)
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頭部から見たタコ
タコ、イカなど頭足類では、本来は腹足類のような構造から派生して殻の口に頭が引きつけられ、脚は分枝して束になっているので、頭から脚が生えたような形になっている。頭足類の名はここから来たものである。頭には無脊椎動物中、もっともよく発達した目が1対ある。口は脚の真ん中に位置し、キチン質の歯がある。現生の頭足類の大部分は、殻を退化させ、体内に取り込むか、あるいは殻を失っている。この中で、イカ類は腹部にひれを持ち、それを波打たせて頭と脚の方向に進むのが通常であるが、外套膜内の水を噴出し、素早く腹部のある後方へ進む能力がある。つまり、目の向かない方向への急速移動が可能なので、水槽飼育では腹部先端を壁にぶつけ、けがを負うことが多く、ここから弱って死に至るのが、彼らの飼育を難しくしている。(頭部 フレッシュアイペディアより)