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被曝花から見たチューリップ
『被曝花?ハーモニー』は、Chim↑Pomのメンバーが、福島第一原子力発電所事故直後の福島第一原子力発電所から30km周辺地域で、ガイガーカウンターを使用し、放射線量を計測しながら除染し採取した花や植物を素材に、柿崎順一が構成した作品。Chim↑Pomのリーダーである卯城竜太は、「シリアスな状況にこそ『美しさ』が必要だと思いました。特に生命の美しさにこだわったので、美の象徴である花を選びました。植物は逃げることができません。環境がどうなろうと運命を全うするしかないものです。でも花の美しさは変わらない。自ら撒いた種に右往左往する人間との対照的な生き方を、生で感じるための作品です。」 と述べている。ヒマワリや牡丹、タケノコ、ツツジ、ツゲ、ムスカリ、チューリップ・菜の花・藤などの植物をはじめ、津波に流され漂流し、更に被曝したこけしや金属、布団、照明器具、ガラス瓶、コンクリートブロックなどの日用品も重要な構成要素となっている。Chim↑Pom「REAL TIMES」展 ( 東京・無人島プロダクション / SNAC )に於いて発表され、Chim↑Pom「REAL TIMES」大阪巡回展 (大阪・スタンダードブックストア心斎橋 B1F カフェ ギャラリー)へも巡回展示された。(被曝花 フレッシュアイペディアより)
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終雪から見たチューリップ
近年は、都市化によるヒートアイランド現象と地球温暖化の影響で、太平洋側においては2月一杯まで、東日本・北日本でも3月前半から同月末までと早まってきている。しかし、寒の戻りや冬型の気圧配置による強い寒気の断続的な南下や寒春年は例外で、太平洋側や西日本の平野部でも3月後半つまり春分・彼岸以降でも季節外れの降雪を観測し、終雪が3月後半や4月中という極端に遅い年もある。この場合、桜の花びらに雪を被るという雪見桜・花見雪という現象が起こり、その他、桃・チューリップ・つつじ・菜の花・フジ等の春の花が咲いていながらも降雪することもある(平成以降は1993年、1996年、2005年、2010年、2011年の各年が該当し概ね寒春の年に一致)。(終雪 フレッシュアイペディアより)