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サカツラガンから見た三峡ダム
国際自然保護連合(IUCN)により、レッドリストの危急種(VU)の指定を受けている。個体数は安定減少傾向にある。開発による越冬地の破壊や狩猟などにより生息数は激減している。以前は長江中流域および下流域にも多数の個体が越冬していたが、現在では激減している。また三峡ダム建設による、現在の主な越冬地である鄱陽湖での環境の変化が懸念されている。日本にも東京湾(千葉県新浜)で約100羽の越冬群が確認されていたが、1950年以降は定期的に飛来する越冬地は確認されていない。1994年における生息数は50,000羽と推定されている。日本では環境省により、情報不足の指定を受けている。(サカツラガン フレッシュアイペディアより)
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ダムと環境から見た三峡ダム
また、今後の環境問題が憂慮されているダム事業として、中国雲南省のメコン川本川(中国では瀾滄江と呼ばれる)に現在建設が進められている小湾ダム(シャオワンダム)がある。堤高292.0m、総貯水容量約151億トンという世界屈指のダムであり、2010年完成を目標に建設が進められている。これは三峡ダム(長江)と同じく中国の国家プロジェクトである「西電東送」の一環として建設されており、認可出力420万kWの巨大水力発電所が稼動する予定である。だが、このダム建設によってメコン川下流への流砂サイクルの断絶による肥沃な土地の減少、メコン・デルタの縮小、流域の河岸侵食が懸念されている。中国はダム建設によるメコン川の水量安定をメリットとして強調している(小湾ダムには洪水調節機能も有している)が、ダム建設を現在見合わせているメコン川流域諸国で結成される「メコン川委員会」に加入しておらず、また詳細な情報公開を行っていない。このため将来的な環境への影響は未知数であり、こうした観点からも懸念する声がある。(ダムと環境 フレッシュアイペディアより)
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一トウ糊塗BBSから見た三峡ダム
三角地は一塌糊塗の最も人気の高いボードである。色々なユーザは社会生活についてのことを討論して、自分の観点と意見を発表する。巨大な情報量を含み、現代中国社会を理解する窓口になる。三角地は一塌糊塗の最も有名なボードで、色々な事件はこのボードで討論された後、伝統的マスメディアに注目された。三角地で討論されたホット話題は香港国家安全立法(23条立法)、三峡ダムプロジェクト、ハルビン権力者のBMW車での傷害案件、鄭恩寵国家機密漏洩案件、SARS(重症急性呼吸器症候群、新型肺炎)、孫志剛収容死亡事件、アメリカのイラク戦争、南京湯山鎮9.14毒投放事件、Googleブロック事件、希望プロジェクト事件、遠華案件、2000年ノーベル文学賞などである。(一トウ糊塗BBS フレッシュアイペディアより)
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西電東送から見た三峡ダム
中国では改革開放による急速な経済発展より東部沿岸地域で著しく電力需要が増え、その結果、東部沿岸地域では慢性的な電力供給不足に陥っている。このため電力は政府の統制により供給が制限され、計画停電が発生している地域が多数存在している。これは、企業の生産活動に多大な影響を及ぼしており、中国に進出している日本の企業も現地工場が計画停電により操業停止に追い込まれるなど日本企業にとっても重大な問題である。そして、この問題の解決方法として計画されたのが、西部(貴州、雲南、広西、四川、内蒙古、山西、陝西)に豊富に存在する水、石炭資源を利用して水力・火力により発電するのである。火力発電などは石炭資源の豊富な陝西、山西、内蒙古西部などの中国西北部に集中し、水資源の豊富な中国西南部、中南部、西北部には三峡ダムを中心に水力発電を集中するのである。これらの地域で発電された電力を東部沿岸地域に華北、華東、華南の3つのルートを用いて送電し、電力不足を解消する西電東送という壮大な計画が始まったのである。(西電東送 フレッシュアイペディアより)