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ジェームズ・クレノフから見た京都国立近代美術館
日本への公的な紹介の嚆矢は、1978年9月-1979年1月に東京国立近代美術館と京都国立近代美術館を巡回した『世界現代工芸展 スカンディナヴィアの工芸』展であった。ストックホルム国立美術館からの実作三点(ニレのクーパリング・キャビネット、ナシのミュージック・スタンド、マツのウォール・キャビネット)が展示された。「イエムス・キュレノフ」というスウェーデン語訛りの作者名で、スウェーデン美術、スカンディナヴィア工芸という枠組みにカテゴライズされて。しかしこの時期のクレノフはすでに全盛期にあり、もはや活動の舞台がスウェーデンからアメリカに移っていた。アメリカ人向けの著書も二冊出している。この時点ですでに大きなタイムラグが生じていた。(ジェームズ・クレノフ フレッシュアイペディアより)
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