-
大戦景気 (日本)から見た物価
賃金や俸給は物価に見合って上昇したわけではなかったので、多くの場合、労働者、サラリーマン、官吏の生活はかえってきびしいものとなった。「職工中の成金」といわれた造船労働者には、1913年から1917年までのあいだに161パーセントもの増収となった者もいたが、平均すると47パーセントも下落しており、生活費の高騰を考慮すると、それ以上の生活苦であった。富山県の漁村より始まった1918年米騒動が全国に波及していった背景には、インフレによる生活難があったのである。高度経済成長期の賃金上昇が消費者物価の上昇率をうわまわって所得分配の平等化を促したのに対し、このときの好況は、物価高騰が賃金の上昇をうわまわったために、所得分配は不平等なものとなり、社会の緊張をむしろ激化させた。(大戦景気 (日本) フレッシュアイペディアより)
-
ハリケーン・カトリーナから見た物価
ニューオーリンズ近辺は、米国中部産穀物(小麦、大豆、トウモロコシ)の集散地である。罹災直後、シカゴ穀物先物市場では、国内余剰懸念により先物価格が低落傾向にあり、日本においては逆に、先物価格が上昇するという状況になるなど、日本国内の穀物価格の上昇及び物価への悪影響が懸念されたが、米国における復旧の進展、日本国内における備蓄調整等により影響は限定的なものにとどまった模様である。(ハリケーン・カトリーナ フレッシュアイペディアより)
-
貿易における重力モデルから見た物価
重力モデルには、しばしば、所得水準や一人当たりGDP、物価水準、言語関係、関税、国境を接するか否か、植民地の経緯(一方が他方を植民地にしたことがあるか否か)といったものを反映する変数εを含める。重力モデルはまた、貿易に関する条約や同盟関係の影響を評価するために、国際関係論でも用いられてきた。そして、貿易協定やNAFTA、WTOのような組織の有効性が検定されてきた。(貿易における重力モデル フレッシュアイペディアより)
-
バイオマスエタノールから見た物価
ネピアグラスという熱帯の非食用の植物を原料とするもので、トヨタ自動車(トヨタ)が2020年の実用化を目指し、研究を進めている。遺伝子組み換え技術を用いた酵母菌の働きでセルロースをエタノールへ変換する。糖の87%をエタノールとして利用でき、セルロース系の中では最も変換効率が高い。非食用のため物価への影響も無いと考えられている。(バイオマスエタノール フレッシュアイペディアより)