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阪和電気鉄道の車両から見た新幹線0系電車
主電動機であるTDK-529-Aは東洋電機製造の自社開発品で、狭軌線向け電車用吊り掛け式電動機としては当時日本最強クラスの200馬力級モーターの1つであった。これは姉妹車と言うべき新京阪P-6に搭載された標準軌用200馬力級モーターであるTDK-527-Aを基本として、ケースの軸方向寸法を狭軌用に縮小し、フラッシュオーバー対策として定格回転数を落とし、これに合わせて増加した磁気容量を確保するために、ヨークやケース、あるいは電機子などの直径を大きく再設計したものである。このためか阪和の車両の床下地上高は1.2mと他社車両よりかなり高く初代新幹線電車(0系)並で、国鉄買収後にクモハ43などの国鉄制式車と混結して運用された際にはその背の高さが目立った。(阪和電気鉄道の車両 フレッシュアイペディアより)
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