
MT比から見た新幹線0系電車
200km/h以上の高速運転を行う新幹線は、編成全体として大きな出力が求められることから、多数の電動機を必要とし、概してMT比は高く設定される。これはその時点で製造・使用可能な電動機出力の関係からも変遷しており、出力が比較的小さい直流電動機を使用する0系(1964年)、さらに200系(1982年)は全電動車であった。その後、経済性の観点からMT比は徐々に下げられ、半導体技術の進歩した100系(1985年)は16両編成で3:1、小型高出力な誘導電動機が用いられた300系(1990年)では1.7:1にまで低下した。(MT比 フレッシュアイペディアより)