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たらい回しから見た医療費
この用法に関して医療側からは「不適切な用法で読者・視聴者の印象を歪めるものだ」と強い反発が出ている。また、真の原因である医療費削減問題や医療制度の不備といったシステム上の問題から目を背け、病院への安易な印象批判へと繋げることで医療崩壊の本質から国民の目を逸らしている、との批判がある。医療関係報道の問題に関連して、西川京子厚生労働副大臣は、「安全で安心な食物にコストがかかるという意識は国民の間に育ってきたが、医療の分野では国民の意識が育っていない。(中略)すべて受け入れる側が悪いという指摘の仕方ではなく、一緒に医療を構築するという方向性を持たないと不毛の議論になっていく」とコメントしている。(たらい回し フレッシュアイペディアより)
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吉村仁から見た医療費
1957年、医療課で「国民皆保険」制度導入に関わり長寿王国の基礎作りに貢献。1979年社会保険庁長官、1982年保険局長。超高齢化社会到来を見据え、医療費増大は国を滅ぼすと深く憂慮、健康保険制度の大改革をライフワークに定めた。1983年、『医療費亡国論』の論文を発表。時の日本医師会(日医)会長・武見太郎から「赤色官僚」と攻撃されるなど日本医師会や自民党内部、及び野党からも猛反発を受けたが「おれの体には使命感に燃えた赤い血が流れている。それが赤色官僚というなら結構だ」と屈せず、厚生省主導でそれまで聖域化された医師優遇税制の改革にメスを入れた。1984年の健康保険法改正で、無料だったサラリーマンの医療費に1割の自己負担を導入、浮いた財源で新たに退職者医療制度を作る仕組みを打ち出し、健康保険制度創設以来ともいえる大改革を実現させた。(吉村仁 フレッシュアイペディアより)