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利根川から見た古河電気工業
現在利根川水系で最大の水力発電所は出力120万kWの玉原発電所である。事業者としては東京電力のほか公営企業の群馬県企業局と栃木県企業局がある。特に多目的ダムの水力発電事業に参加しており、八ッ場ダムの水力発電事業は群馬県企業局が事業者である。民間企業では日本カーリットが同社群馬工場への送電を目的として利根川筋に広桃発電所を有するほか、足尾銅山間瀬原動所以来大谷川・渡良瀬川流域で水力発電事業を展開していた古河グループ系列・古河電気工業の子会社である古河日光発電が、関連企業への送電などを目的とする水力発電所を有している。特殊な所では日光二社一寺(日光東照宮、日光二荒山神社、日光山輪王寺)の自家発電用として二社一寺協同組合が管理する滝尾発電所が存在する。なお水力発電所の所在には流域偏在があり、利根川本流・吾妻川・片品川・渡良瀬川・鬼怒川流域に多く存在する一方、烏川流域は神流川を除く(烏川・鏑川・碓氷川)と少ない。また流域が平地主体の江戸川・中川および常陸利根川流域には水力発電所が存在しないが、小貝川については霞ヶ浦用水の南椎尾調整池と小貝川間を結ぶ導水管の落差を利用したマイクロ水力発電として出力110kWの小貝川発電所が水資源機構によって2011年(平成23年)筑西市において運用を開始した。(利根川 フレッシュアイペディアより)
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