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戦国自衛隊 (映画)から見た夏八木勲
主演とアクション監督を兼務した千葉真一はクリント・イーストウッド主演映画『戦略大作戦』(1970年)を意識して演出した。千葉は時速100kmで飛ぶヘリコプターにロープ1本でぶら下がり、乗馬で地面にある矢と弓を左右に傾いて拾い上げるスタントを吹き替え無しで演じたのに加えて、ヘリコプターから宙吊りになるシーンは自前のハイスピードカメラを足に括りつけて撮影し、騎手の目線を写すためにカメラを取り付けたヘルメットを被り乗馬するなど、アクション監督としても自ら撮影を行っており、これらの敢行はスタッフをとても心配させた。脇腹に隠れての乗馬は時代劇『柳生一族の陰謀』第27話「美女と野獣」で千葉が既に演じていたものを騎馬武者のジャパンアクションクラブ (JAC ) に演じさせている。馬は短距離の瞬発力に優れ、急発進・急停止なども器用にこなすクォーターホースをアメリカから輸入し、クランクイン1か月前から千葉とJAC はクォーターホースと共に生活して訓練してきた。転倒する馬はケガを負わぬよう、クッションなど安全装置を設けて撮影。千葉は本作の騎馬シーンの一部を1989年の映画『将軍家光の乱心 激突』でも再現している。夏木勲が春日山城天守閣からヘリコプターに吊り下げられた縄梯子で脱出するシーンや、真田広之は空中浮遊するヘリコプターから飛び降り、乗馬から伊庭義明三尉(千葉真一)へ飛びかかり、斬りつける演技をした。(戦国自衛隊 (映画) フレッシュアイペディアより)
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