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外国為替証拠金取引から見た通貨
外国為替証拠金取引(がいこくかわせしょうこきんとりひき)とは、証拠金(保証金)を業者に預託し、主に差金決済による通貨の売買を行なう取引をいう。「FX」、「通貨証拠金取引」、「外国為替保証金取引」などともいう。FXはForeign eXchange=外国為替の略に由来している。海外ではForex (Foreign exchange) と呼ばれることが多い。また、日本では、投資商品としては、外国為替証拠金取引と差金決済取引 (CFD) は区分されているが、実際は、外国為替証拠金取引は差金決済取引 (CFD) の一種でもある。(外国為替証拠金取引 フレッシュアイペディアより)
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外国為替証拠金取引から見たスターリング・ポンド
為替レートの変動がある以上、利益が期待できる反面、損失を受ける場合がある。証拠金の何倍もの取引を行うことができるため、損失が預託した証拠金を超え、さらなる証拠金を請求されることもある。また、2015年1月15日のスイスフラン絡みの取引のように急激な変動による本来の想定されるロスカットの値段を大幅に超す値段でのロスカット処理が行わなわれ、2016年6月23日のイギリスの欧州連合離脱是非を問う国民投票の結果、スターリング・ポンドの急激な変動は、損失が預託した証拠金を超え、投機家が破産に至るケースもある。(外国為替証拠金取引 フレッシュアイペディアより)
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外国為替証拠金取引から見たユーロ
多くの外貨建て商品では、通常外貨を買ってから後に売るという取引になるが、外国為替証拠金取引では逆に外貨を売ってから一定期間後に買い戻すことも可能である(いわゆる「売りから入る」取引)。また、日本円(JPYと略する)しか持っていなくても、預託した資金は、あくまで証拠金という取引の担保の為、取引で損失を出しても、日本円 (JPY) から決済通貨に交換の上、損失相当額を支払うだけである為(利益の場合、利益相当額の決済通貨を受け取る)、「米ドル (USD) を売ってユーロ (EUR) を買う」といった取引も可能である。(外国為替証拠金取引 フレッシュアイペディアより)
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外国為替証拠金取引から見た道徳
くりっく365や大証FXを除き、業者が破綻などをすれば顧客も損失を被るおそれがある。例えば、顧客から委託された証拠金を、自社の資産とは別勘定で信託銀行に信託分別管理するといった保全管理をしていない業者の場合、たとえ分別管理されていても、業者が破産手続を行った場合、破産法上の一般破産債権に分類される危険性に晒され、破綻した際には預託していた証拠金がまともに戻ることは期待できない。エフエックス札幌という業者では、顧客が持っているポジションが強制清算されて、かつ証拠金が返金されない事態が発生している。業者によって証拠金の(保全)管理方法が異なるので、約款などで確認する必要がある。また、一部分の信託保全か100%信託保全かどうか、どこの銀行に信託保全しているかも確認する必要がある。また、イニシア・スター証券では、使い込みによる違法な信託保全すべき資金の不足が発生した事例もあり、信託保全方式は結局のところ業者のモラルに頼っているところが大きい。又、国内において業者の支払不能対策保険契約の対策を行っている業者は確認されてなく、証券会社業界や商品取引員業界に存在する業界の投資家保護基金がない。また、業者が破綻せずとも、当該FXサービスから撤退・サービス提供を中止することがある。この場合、投資家が未決済ポジションの決済を迫られることがある。このリスクは大証FXなどの取引所FXでもなおある。(外国為替証拠金取引 フレッシュアイペディアより)
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外国為替証拠金取引から見たシカゴ・マーカンタイル取引所
差金決済ができる証拠金取引であり、かつ、直物取引がベースであり、決済期限の繰り延べ(ロールオーバー)ができるため取引の仕組みが直物取引と先物取引の中間的なものといえるものとして限日制(ロールオーバー制)取引が存在するが、前述のとおり限日制(ロールオーバー制)取引は国内法令上は、金融先物取引法を受けるが、取引形態の観点から見ると直物為替先渡取引(先渡し契約:forwardのうちnon-deliverable-forward (NDF))であり先物取引 (futures) ではない。外国為替先物の国内取引所はなく(過去に金融取において通貨先物取引は存在した)、国際的にはシカゴ・マーカンタイル取引所の為替先物が利用される。輸出入業者が為替取引に関する保証契約(オプション取引)を希望するさいにはFX取引では対応することが困難であり、金融機関などの提供する為替予約(相対取引)などを利用する必要がある。(外国為替証拠金取引 フレッシュアイペディアより)