
松方コレクションから見た大原美術館
松方は共楽美術館という美術館を設立する構想を持っており、ブラングィンが設計図を作成していた。しかし、1927年に世界恐慌の影響で川崎造船所の経営が破綻し、負債整理のため松方も私財を提供せざるを得なくなった。そのため、日本にあったコレクションは十五銀行、藤木ビル等の担保となり、売立てにより散逸してしまった。それらの一部が現在ブリヂストン美術館、大原美術館に収蔵されているものである。浮世絵のコレクション約8000点は皇室に献上され、のちに帝室博物館(東京国立博物館)に移管された。(松方コレクション フレッシュアイペディアより)