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ダブルスクールから見た大学全入時代
大学のコースが直接就職に直結したような手に職をつけるものではなかった場合、あるいは自分が本当に勉強してみたいと思ったような学科ではなかった場合、難関資格試験の勉強をする場合などがある。特に公認会計士試験の場合は、監査業界の特殊性(会計基準等が毎年の様に改訂される)から独学が困難である為、経理研究所が設置されている中央大学出身者を除き、ほぼ全ての合格者が予備校とのダブルスクールを経験している。大都市圏の大学生にこういうケースが増えてきた一方、大学全入時代到来以降、私立大学が職業教育に力を入れたため、第二次ベビーブーム世代の急増期に比べ、ダブルスクールが話題になることもなくなった。(ダブルスクール フレッシュアイペディアより)
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授業崩壊から見た大学全入時代
授業崩壊を大学に転用した派生語として、「大学崩壊」がある。その意味するところは大学全入時代を迎えたことにより一部の大学では事実上大学受験に合格することによって大学への入学者の学力ならびに「学びたい大学」の大学受験に合格するために受験勉強をがんばるという努力や耐性があまり要求されなくなったことにより大学生の学力低下にとどまらず、大学が研究教育機関として機能しなくなり、経営危機を迎えることを指す。学生数が減少することに伴って生じる経営悪化、その結果としての教員数の削減、学生確保のための広報業務を教員に過剰に負担させることにより多忙になる教員の研究業績低下、経費削減の対象としての研究費の支給削減、その結果起こる優秀な教員の流出、教育レベル低下による在学生の退学者増加、定員割れに伴う公的補助金の支給停止、イメージ悪化によるさらなる学生減少、といった負のスパイラルに陥った大学が経営破綻に陥ることを指す。(授業崩壊 フレッシュアイペディアより)
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私大バブルから見た大学全入時代
私立大学の入試は国公立大学と違って、数多くの大学との併願、一つの大学の中でも複数設定されている入学試験の期日を受験、学部学科専攻などといった形で学内でも細分化されている各組織ごとによってでも複数の併願が可能となっていることから出願者数の増大と共に受験生には合格への数多くのチャンスが与えられているということになる。大手予備校は大学の難易度を表す数値である偏差値を算出する目安の一つとして入学試験での合格者の学力を取り入れているため、優秀な受験生が殺到した大学はそこから高偏差値大学、いわゆる難関大学として評価される基準を満たしたということである。1990年代前後の日本は私大バブルの時期であったといわれており、その背景には団塊世代の息子、いわゆる団塊ジュニアと呼ばれていた世代が大学受験を行う年齢に達したというのが主な理由とされている。この時代にはそれまでの時代と比較してみれば大学受験に参加する人数が突出して多かったがために従来に生まれていたならば合格できたであろう大学に進学できない者が続出し、現在では大学全入時代などと言う言葉の広がりと共に定員割れが悪化し廃校が危惧されているような大学ですら数多くの受験生を集める事ができ、当時の大手予備校が算出した偏差値では現在の中堅レベルに値していたという例が幾つも存在する。(私大バブル フレッシュアイペディアより)
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船橋情報ビジネス専門学校から見た大学全入時代
理事長の鳥居勝一は、専門学校新聞の2009年新春メッセージで「大学全入が進めば進むほどフリーター・ニート候補者が誕生し、若者を社会の粗大ゴミにしてしまう」「中身が空っぽの“ピーマン大学生”の就職は無理」などと持論を展開した。(船橋情報ビジネス専門学校 フレッシュアイペディアより)
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