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児童福祉から見た待機児童
1990年、政府の人口動態調査によって前年の合計特殊出生率が1.57であることが発表された。これは、丙午のため出生が大きく落ち込んだ1966年の1.58を下回るものであり、今後の日本の年齢別人口構成比が大きくバランスを崩すことへの懸念、いわゆる1.57ショックが起こった。将来の健全な人口ピラミッドの形成を図るべく、政府は少子化対策の施策を進めてきたが、その一環として、2003年7月、次世代育成支援対策推進法を施行した。これは、日本において急速に進行する少子化に、社会全体が対応していくべきだという観点から、国や地方自治体だけでなく、子育てをしやすい環境作りのために企業も責務を負わなければならないと定め、具体策として、国、地方自治体、300人以上の従業員を雇用する企業が次世代育成のための行動計画を定めなければならないとしている。この行動計画を中心に、育児休暇の取得促進、保育所を中心とした子育て支援センターの創設、待機児童の解消、児童手当制度の拡充などの施策が、検討、あるいは実行されている。(児童福祉 フレッシュアイペディアより)
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保活から見た待機児童
日本の政府は、ヨーロッパ諸国の政府と比較して、産業界(いわゆる「財界」)に提供(誘導)する目先の金銭にばかりに注意を向けるあまり、子育て・保育のための環境(保育施設の数や質の充実、子育てにかかわる職業人の育成・確保や適切な給与設定、諸制度の整備、予算の配分 等々)をないがしろにしてきた歴史、軽視してきた歴史があり、日本でも先進諸国同様に結婚後の女性の就労割合も増えているにもかかわらず日本政府がそうしたずさんな姿勢のままでいたものだから、日本の都市部においては、保育所は、全然 数が足らない状態に陥ってしまっており、子を持つ親は、子供を保育所に入れようとしてもそれがなかなか叶わない。数的、統計的に見ると、待機児童は近年増加傾向にあり、2009年4月時点でも約2万5千人に達していたのであり、待機児童は全市区町村の約2割に当たる377の市区町村におり、待機児童が50人以上いる市区町村は101にものぼった。待機児童は特に、首都圏や近畿圏などの都市部に多く、仙台市、東京・世田谷区、横浜市、川崎市、名古屋市、大阪市では待機児童が500人以上にものぼった。(その結果、「待機児童の増加」がさかんに報道されている。)(保活 フレッシュアイペディアより)
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マザー・ゲーム〜彼女たちの階級〜から見た待機児童
弁当屋を立ち上げるため、祖父の家で多忙な毎日を送るバツイチのシングルマザー・蒲原希子は、仕事のため5歳になる息子・陽斗を預ける保育園を探していたが、保育園児童待機の問題で、なかなか見つからずにいる。そんな中、奈良岡フミの誘いで、彼女が園長を務めるしずく幼稚園に入園を決めるが、そこは登園時には高級外車がプチ渋滞を起こし、高級ブランド品を身につけた富裕層が集まる名門幼稚園だった。しかも、園内には徹底としたママカーストが存在していた。陽斗がしずく幼稚園に入園した後、希子は矢野聡子率いるいじめグループに目をつけられるなどのトラブルに遭うが、持ち前の気丈さと正義感で立ち向かっていく。(マザー・ゲーム〜彼女たちの階級〜 フレッシュアイペディアより)