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豚エンテロウイルス性脳脊髄炎から見た感染症
豚エンテロウイルス性脳脊髄炎(ぶたえんてろういるすせいのうせきずいえん、英:porcine enterovirus polioencephalomyelitis)とは豚テッショウウイルスあるいは豚エンテロウイルス感染を原因とする豚の感染症。日本では家畜伝染病予防法において届出伝染病に指定されており、対象動物は豚、猪。豚テッショウウイルス、豚エンテロウイルスはピコルナウイルス科に属するRNAウイルス。糞便とそれにより汚染された飼料、器具を介して経口的、経鼻的に感染が成立する。症状は神経症状を主体とし、病理学的には灰白質の非化膿性炎が認められる。特別な治療方法はなく、対症療法が行われる。(豚エンテロウイルス性脳脊髄炎 フレッシュアイペディアより)
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伝染性無乳症から見た感染症
伝染性無乳症(でんせんせいむにゅうしょう、英:contagious agalactia)とはマイコプラズマ感染を原因とする感染症。日本では家畜伝染病予防法において届出伝染病に指定されており、対象動物はヒツジ、ヤギ。ヒツジではMycoplasma agalactiae、ヤギではそのほかにMycoplasma mycoides subsp.、Mycoplasma mycoides large colony type、Mycoplasma capricolum subsp. capricolumが原因となる。症状は多くが慢性に経過し、乳量の減少を起こす。テトラサイクリン系抗生物質、マクロライド系抗生物質、ニューキノロン系合成抗菌薬が治療に使用される。(伝染性無乳症 フレッシュアイペディアより)
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家禽コレラから見た感染症
家きんコレラ(かきんコレラ、fowl cholera)とはPasteurella multocida(パスツレラ・ムルトシダ)感染を原因とする鳥類の感染症。鳥類のPasteurella multocidaによる感染症のうち70%以上の死亡率を示すものを家きんコレラとして日本の家畜伝染病予防法において法定伝染病に指定されており、対象動物はニワトリ、アヒル、ウズラ、シチメンチョウ。日本での発生はあるが、法的処置が行われたことはない。家きんの疾病でほかに法定伝染病に指定されているものはニューカッスル病、高病原性鳥インフルエンザ、家きんサルモネラ感染症である。(家禽コレラ フレッシュアイペディアより)