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KERBEROS SAGA RAINY DOGS / 犬狼伝説 紅い足痕から見た押井守
『KERBEROS SAGA RAINY DOGS / 犬狼伝説 紅い足痕』(ケルベロス・サーガ レイニードッグズ / けんろうでんせつあかいあしあと)は、原作:押井守・作画:杉浦守による日本の漫画作品。(KERBEROS SAGA RAINY DOGS / 犬狼伝説 紅い足痕 フレッシュアイペディアより)
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BLOOD THE LAST VAMPIREから見た押井守
同作品は、1996年にProduction I.Gに押井塾が結成された事に端を発する。押井塾は、人を育てた事が無い押井守が、暇つぶしと恩返しを兼ねて結成したとaniplex社のインタビューにて神山健治が答えている。同塾には、押井作品に携わった製作チームとProduction I.Gの将来有望な若手が集った精鋭部隊と化した。毎回提示されるテーマにそって企画の提出が課題とされ、第八回の8月22日に提示された課題は「吸血鬼」であり、神山が提出した企画が「LAST VAMPIRE Desmodus rotundus」であった。同塾の藤咲淳一はBLOOD THE LAST VAMPIREの世界観や設定は、神山が提出した企画に既に詰まっていたと証言している。さらに、前出の藤咲淳一が第七回の課題に提出した月光鬼譚を元に物語り主人公の小夜が作られた。なお、この際に小夜の誕生日設定は、押井守の誕生日と同日に設定してあるという。9月11日Production I.G押井塾の第二回合宿の際に、神山が提出した当初企画と、藤咲が提出した月光鬼譚、さらに別途に神山が徹夜して書き上げたLAST VAMPIREらを元に、合宿に参加していた押井守と北久保弘之らで激論が交わされ構想が練られていった。この激論はほとんど徹夜であり合宿に参加していた藤咲は「あの場にいたら、押井さんと北久保さんに圧倒される」、神山は「喋りで、その隙間に入るのが、難しい」と証言するほど激しいものであった。当初、神山や藤咲およびその他大勢の押井塾若手らによって通常業務の合間を縫って製作される内部向け作品だったが、途中試作レビューにおいて極めて高く評価され、後に3年の年月と複数人の参加・協力を経て公開作品化される事となる。(BLOOD THE LAST VAMPIRE フレッシュアイペディアより)