
ヒカゲノカズラから見た新嘗祭
この植物や似たものを祭事に用いる例がある。一説によれば、天岩戸の前でアメノウズメが踊った際に、この植物を素肌にまとったとも云われる。古事記には「日影を襷にかけ」とあり、この日影がヒカゲノカズラであるというのである。万葉集にもヒカゲカズラの名が見える。現在でも京都伏見稲荷大社の大山祭では参拝者にお神酒とヒカゲノカズラが授与される。また、奈良の率川神社ではヒカゲカズラを頭に飾った舞姫が踊る「五節の舞」がある。また、大嘗祭や新嘗祭にもかつてはこれが用いられたと言う。(ヒカゲノカズラ フレッシュアイペディアより)