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篠原茂から見た日本製紙
結局、7月から鷺巣に請われて再びピープロに戻り、プロデューサーとしてピープロ作品全般の制作進行を取りまとめた。『宇宙猿人ゴリ』は当初「公害」がテーマで、大昭和製紙のヘドロ垂れ流し現場をそのまま撮影してクレームをつけられたが、映像の自粛程度で済んだという。「交通公害」テーマの怪獣「クルマニクラス」は公募デザインによる怪獣だが、愛知県警の「交通安全キャンペーン」に採用され、垂れ幕などにこの怪獣の絵が使われた。篠田はこれを『スペクトルマン』で最も印象に残った出来事に挙げている。第52話に登場する怪獣「マウントドラゴン」は、実物大になる怪獣の模型を実際にトレーラーに載せて公道でロケを行ったものの、撮影許可がなかなか下りなかった。そこで芦田を通じて政治家に頼んでなんとか撮影が実現したという。(篠原茂 フレッシュアイペディアより)
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