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大阪・愛知・岐阜連続リンチ殺人事件から見た松本サリン事件
前述のように、この一連の事件は事件から23年後の地元紙『中日新聞』2017年3月30日朝刊に掲載された特集記事にて「戦後史に残る少年犯罪として社会を震撼させた」と表現されたが、事件の少し前には後にオウム真理教による犯行と判明した松本サリン事件が発生した時期で、また事件発覚当時は品川医師射殺事件・つくば母子殺人事件などが発生して社会を震撼させた時期と重なった一方、一連の事件のうち最初に長良川事件が発覚した日の『中日新聞』1994年10月8日夕刊社会面や翌10月9日朝刊社会面でも、ナゴヤ球場で同日開催された10.8決戦が大きく取り上げられる一方で、このニュースの扱いは小さかった。その後、少年による残虐な犯行が明らかになると『中日新聞』など中京圏の新聞各紙では大きく扱われるようになり、中京圏では1988年に発生した名古屋アベック殺人事件に続く、不良少年グループによる凶悪犯罪として大きく取り上げられたが、年を越して1995年を迎えてからは新聞報道は少なくなっていった。その一方で、主犯格の最後の1人が逮捕されたのは阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)が発生した翌日の1995年1月18日、それからほどなくして地下鉄サリン事件などオウム真理教による一連の重大事件と、同時期に大事件が続出した。それ故、この事件は大震災やオウム事件などの陰に隠れたためすっかり見過ごされた形となり、当時はマスメディアで取り上げられることは少なかった。『週刊文春』(文藝春秋)1995年7月6日号では「オウム真理教の出現が世紀末現象であるとするならば、この少年らによる犯罪は、21世紀型ともいえそうなのである」と綴られた。(大阪・愛知・岐阜連続リンチ殺人事件 フレッシュアイペディアより)
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平成から見た松本サリン事件
1995年(平成7年)にオウム真理教が関係した宗教団体によるテロ事件の松本サリン事件・地下鉄サリン事件が発生した。1993年(平成5年)の細川内閣・羽田内閣と1999年(平成11年)の小渕内閣以降の自公連立政権では創価学会を支持母体とする公明党が連立政権に参加した。オウム真理教によってカルト宗教政党の真理党が1989年(平成元年)に結成された。新宗教団体が政治権力を持ち、2009年(平成21年)には幸福の科学によって幸福実現党が結成された。公明党の支持母体の創価学会員の票が自由民主党候補の小選挙区制度による援護射撃の支援をして重要な支持層となった。(平成 フレッシュアイペディアより)
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信濃毎日新聞から見た松本サリン事件
松本サリン事件では第一通報者犯人説(神奈川大学経営学部教授の常石敬一が事件初期に提唱した誤った論法によるもの)を報道し、当該事件の第一通報者で被害者でもある河野義行に訴えられた。信濃毎日新聞は1995年6月2日、「河野さん、事件と無関係」という見出しの記事を掲載した上で、二段囲みの「おわび」を掲載した。おわび記事の掲載を受け、同年6月9日地裁松本支部における二回目の口頭弁論で和解し、原告側は一切の請求を取り下げた。なお、信濃毎日新聞は『河野さんへの疑惑報道が真実に反するものであったことを素直に認め、深く陳謝の意を表します。しかし、法的責任の有無は別問題であります。疑惑報道そのものは、捜査状況を客観的に報じたものであり、法令違反に相当する故意や過失はなかったと判断しています。報道内容は「報道の自由」の枠内にあったと確信しています』といった内容の意見陳述を準備していた。(信濃毎日新聞 フレッシュアイペディアより)
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坂本堤弁護士一家殺害事件から見た松本サリン事件
結果的にオウムは相変わらず活動を続けることができ、松本サリン事件、地下鉄サリン事件など多くの事件を起こすこととなる。(坂本堤弁護士一家殺害事件 フレッシュアイペディアより)
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報道特別番組から見た松本サリン事件
テロリズムやハイジャック、大量殺人など、多数の死傷者が出ていると見られる、もしくは多数の市民の生命が危険に晒されるような事件が発生した場合。1970年3月31日のよど号ハイジャック事件、1972年2月のあさま山荘事件、1974年8月30日の三菱重工爆破事件、1979年1月26日の三菱銀行人質事件、1989年8月の東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件、1994年6月の松本サリン事件、1995年3月20日の地下鉄サリン事件、1997年5月の神戸連続児童殺傷事件、1998年7月の和歌山毒物カレー事件、2000年5月の西鉄バスジャック事件、2008年6月8日の秋葉原無差別殺傷事件、2016年7月26日の相模原障害者施設殺傷事件がその実例。特にあさま山荘事件や地下鉄サリン事件では、終日実施された。なお、NHKで放送されたあさま山荘事件の人質救出日の報道特別番組は視聴率50.8%を記録し、現在も報道特別番組の視聴率としては、歴代最高の数値である。(報道特別番組 フレッシュアイペディアより)
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常石敬一から見た松本サリン事件
松本サリン事件において「有機リン系の農薬などの薬品が何らかの原因で池に流れ込むなどして,水や水中の藻,微生物などと反応し,神経ガス様のものが発生した可能性がある。」「製造方法がわかっているのは原爆も同じだが,はるかに身近な材料で殺人兵器と同じものができてしまうことを見せつけたのが今回の事件だ。」など、「サリンはバケツと農薬でつくれる」と専門家として呼ばれた際にコメントし、サリンが農薬から合成できるかのような発言したことで通報者の冤罪報道を助長した。通報者は犯人ではなく、後に真犯人はオウム真理教だと判明するが、通報者は真犯人判明まで冤罪と報道被害に苦しんだ。(常石敬一 フレッシュアイペディアより)