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バーナード・L・マドフから見た配当
証券取引委員会による調査の結果、マドフが自ら運営する投資ファンドについて、「(運用によって)10%を上回る高利回り」などと虚偽の内容をうたい、投資家たちから多額の資金を集めたという事実が明らかになった。また、マドフは集めた資金を金融市場などで運用することをせず、既存の顧客たちへ支払わなければならない配当に自転車操業的に回し、それによって巨額の損失を隠していた。つまり、マドフはポンジ・スキームと呼ばれる古典的な金融犯罪を行っていたのである。欧米のメディアや書籍ではマドフの犯罪は一般的にポンジ・スキームと表現されている。(日本のメディアではポンジ・スキームという用語・概念が日本人に十分に知られていないことに配慮してか、英語の報道原文で「ポンジ・スキーム」とはっきり言っている場合でも、それを日本語に翻訳する過程で「"ネズミ講のようなこと"を行っていた」や「"ネズミ講"を行っていた」などと訳されていることも多い。)(バーナード・L・マドフ フレッシュアイペディアより)
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チャールズ・ポンジから見た配当
1882年、イタリア王国・ルーゴに生まれる。1903年に移民としてアメリカに渡り、国際的な通信販売のビジネスに乗り出すが、その際、海外で購入する国際返信切手券による切手の交換レートと実際の外貨交換レートに差があり、利ざやを得ることができることに着目。1919年から、90日間で40%の利回りが得られるとの触れ込みで出資者を募り、ニューイングランドを中心に数千人から数百万ドルもの大金を集めた。しかし、ポンジは資金を国際返信切手券の購入に充てず自転車操業的に出資者への配当に当てており、後の調査で破綻させることが前提の詐欺であることが判明、詐欺罪で有罪となり刑務所に収容された。(チャールズ・ポンジ フレッシュアイペディアより)
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ワールドオーシャンファームから見た配当
2005年11月に発足。「フィリピン国内のエビ養殖事業に投資すれば1年で倍の配当を出す」という名目で、匿名組合の形態を採りつつ約3万5000人から約850億円を集めた。謳っていることとは異なり実態はポンジ・スキームであり、集めた金を配当に回すという自転車操業を繰り返していた。(ワールドオーシャンファーム フレッシュアイペディアより)
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