
義歯安定剤から見た歯科医師
維持安定の悪い義歯に対し用いる製剤で、粘着作用による義歯粘着剤と、密着性を向上させるホームリライナーがある。その必要性については議論が分かれる部分もあり、多くの歯科医師は適合のいい義歯を作成すれば必要がないと考えていたが、現在ではその利用が有効であるとの報告が増えてきている。日本補綴歯科学会のガイドラインでは不良な顎堤形態や口腔乾燥などの義歯使用に不利な口腔内状態の高齢者に対しては有効として推奨され、長期の使用による為害作用を防ぐために、歯科医師管理下で短期間の使用が望ましいとしている。(義歯安定剤 フレッシュアイペディアより)