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イケニ族から見た考古学
イケニ族の存在を示す考古学的証拠の代表的なものに、トルクと呼ばれる装飾がある。これは、金銀や銅またはそれらの合金で作られた環で、首や肩などに掛けられた。また、紀元前約10年頃にはコイン製造を始めていた。これは片面に馬の意匠を施したデザインの典型でもあり、例外として初期のコインには馬の代わりに雄豚の図柄を施したものもある。コインの中には部族名であるECENIが表記されたものがあり、彼らが製作したという証拠となっている。ノリッチ近郊から発見された夥しい数の銀製コインは、片面は未加工な片面と不恰好な馬の意匠が施され、Ic. Duro. T.という銘があった。この銘はイケニ族・Dutotriges族・トリノヴァンテス族の連名と考えられており、このブリタンニアの通貨はこれら氏族の間、地理で言えばノリッチからベンタ(en)の廃墟に及ぶ区域で流通していたと考えられる。人物としてコインに登場する最古は、紀元前10年頃のアンテディオスであり、その名は略されAESUやSAEMUと記述されている。(イケニ族 フレッシュアイペディアより)
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