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ポルノ映画から見た渡瀬恒彦
東映ポルノは時代的にヤクザ映画や実録映画と併映されたが、1973年頃から営業成績が急落し1974年2月に公開した多岐川裕美の主演デビュー作として知られる『聖獣学園』(監督:鈴木則文)は「想像できない不入り」で、「ストリップ映画は所詮キワモノだよ!」と岡田社長が宣言しこの年6月に公開されたシャロン・ケリーと梅宮辰夫のセックス戦が展開される『色情トルコ日記』(監督:山口和彦)をもって撤退を表明した。しかしヒット作のロングラン態勢確立のため、ポルノ作品を3週目以降の併映に加えたり、春休みや夏休みに展開した「東映まんがまつり」や「特撮大会」を早く切り上げて大人向け番組を欲しがる下番線(地方館)のために「300万(製作費)映画」の独立プロの「ピンク映画」を模倣した「500万(製作費)映画」(東映ニューポルノ)が作られた。1970年代後半、角川映画と組んで「大作1本立て」を始めるまでは散発的に主に二番館向けとして「東映ポルノ」は製作が続いた。東映本体は1979年の『天使の欲望』(監督:関本郁夫)をもってポルノから一応再撤退したものの、1980年代半ばまで関連会社の東映洋画を通して洋ピン(ピンク洋画)を、東映セントラルフィルムを通して獅子プロダクション作品などのピンク映画を買取配給した。東映ポルノはスケバンもの、猟奇ミステリー、時代劇などとのジャンル・クロスオーバー的なものが多数を占めているのが特徴で、日活の団地妻もののようにポルノ自体を第一命題として企画されたものは少ない。これらの成人映画には当時れっきとした大スター、または成長株であった丹波哲郎、天知茂、梅宮辰夫、渡瀬恒彦らが当然のような顔で出演しているが、これらの出演歴が別段話題になることがない点も日活との大きな違いである。(ポルノ映画 フレッシュアイペディアより)
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フルムーン旅情ミステリーから見た渡瀬恒彦
フルムーン旅情ミステリー(フルムーンりょじょうミステリー)は、日本テレビの火曜サスペンス劇場で放送されていたシリーズの一つである。1989年にJRのフルムーンキャンペーンとのタイアップでこのシリーズが製作された。原作は1・2作は内田康夫が製作したが、3作目以降は内田が多忙の為、急遽脚本家である小木曽豊斗へ変更、作者変更により主人公夫妻の登場人物名も変わった。最終作となった第9作はフルムーンキャンペーンのイメージキャラクターが二谷英明・白川由美夫妻から加山雄三・松本めぐみ夫妻に変更になったため、急遽シリーズ名も「四季旅情ミステリー」へ変更された。 内田康夫が原作のシリーズ第一作『湯布院殺人事件』が渡瀬恒彦と名取裕子の主演でフジテレビ系列『金曜プレステージ』にて2010年11月19日に放映された。(フルムーン旅情ミステリー フレッシュアイペディアより)
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