
渡辺謙から見た小林旭
1996年に刊行された社会派映画監督熊井啓の著書「映画の深い河」では、深く渡辺について言及している。熊井の「海と毒薬」に起用するかどうか判断するために初めて渡辺と会った時に感じた独特の雰囲気は、「初めて石原裕次郎や小林旭、赤木圭一郎、吉永小百合らを見た時に感じたスター性と同じものを感じた」と記している。また、スター性だけでなく「海と毒薬」の製作過程で長尺のアフレコを行った際のあまりにも正確な仕事ぶりに感心し、三船敏郎に劣らない卓越した集中力を持っている俳優であると激賞。そして、いつか渡辺主演で映画を撮りたいと述べていた。(渡辺謙 フレッシュアイペディアより)