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源氏物語から見た島内景二
ただし、度々喧伝されている「世界最古の長篇小説」という評価は、近年でも2008年(平成20年)の源氏物語千年紀委員会の「源氏物語千年紀事業の基本理念」でも、『源氏物語』を「世界最古の長編小説」と位置づけするなどしているが、王朝文学に詳しい作家中村真一郎による、(古代ラテン文学の)アプレイウスの『黄金のロバ』や、ペトロニウスの『サチュリコン』に続く「古代世界最後の(そして最高の)長篇小説」とする知見や、島内景二のように日本国内にも『竹取物語』や『うつほ物語』などがあるから最古とは認定出来ないという意見もあり、学者たちの間でも見解が異なる。20世紀に入り、英訳、仏訳などで欧米社会にも紹介され、『失われた時を求めて』など、20世紀文学との類似から高く評価されるようになった。(源氏物語 フレッシュアイペディアより)
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