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廃アルカリから見た産業廃棄物
日本の廃棄物処理法上はpH7.0より高いものと定義されており、一般に塩基と認識されないものも含むことがある。このうち、産業廃棄物として排出されるpH12.5以上の廃アルカリは、廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令第二条の四第二号により特別管理産業廃棄物に分類される。シアン化物やヒ素、六価クロムなどを含むものは、特定有害産業廃棄物として取り扱われる。油状の液体は廃油、泥状の物体は汚泥として扱われる。毒物及び劇物取締法に該当する成分を含んでいても、同法の規制は受けない。たとえば水酸化ナトリウムを5%以上含む製剤は劇物であるが、水酸化ナトリウムを5%以上含む廃液は劇物に該当しない。廃棄物処理法で定める廃酸・廃アルカリと、水質汚濁防止法で定める廃水との間に明確な区別はない。(廃アルカリ フレッシュアイペディアより)
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双川ダムから見た産業廃棄物
この解決策として浮上したのがコンブ養殖と砂利への転用である。コンブを養殖する際には岩石などに植えつけて養殖させる方法があるが、優白岩はコンブの根付きが良好であるため地元の静内漁業協同組合は双川付近で昭和30年代に優白岩を採取していた。ところが営林署がこれを禁止し、その当時は伊達市より購入していた。この情報を静内町役場から入手した北海道電力は静内漁業協同組合にダム岩盤掘削で出る優白岩の無償譲渡を持ちかけた所、購入費と運搬費がかさんでいた漁協側は即座に了承し大きな岩塊についてコンブ養殖用に引き取った。一方細かな岩石については静内町役場が町道建設の砂利として利用したいと申し出があり、ダム近くの町有林を提供して土砂置き場とした。こうして本来産業廃棄物として処理されるはずの掘削土砂は有効活用され、堆積土砂の問題は解決した。ダムと環境を論じる上では一つの成功例でもある。(双川ダム フレッシュアイペディアより)