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横森理香から見た田中康夫
福田和也は『ぼぎちん』を極めて高く評価している。バブル時代と切り結び得た稀有な作品として村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』、田中康夫『オン・ハッピネス』と共に『ぼぎちん』を挙げており(『皆殺し文芸批評』)、文庫化の際は解説を執筆し「『ぼぎちん』を読むことは、今の日本で、あるいは世界で体験しうる、数少ない、掛け値なしの幸福であり、奇跡だ」と記した。また『作家の値うち』では87点をつけ、「『ぼぎちん』一作で横森理香の名前は文学史に記憶されることだろう。」と評した。文化庁による「現代日本文学の翻訳・普及事業」の選定作品に『ぼぎちん』が選ばれたのも、選定委員であった福田の強力な推挙によるものとみられる。(横森理香 フレッシュアイペディアより)
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SBCニュースウィークリーから見た田中康夫
放送開始当初は視聴率で苦戦が続いていた。ところが、2000年10月の長野県知事選挙にて、下馬評では県職員出身の当時副知事が圧倒的有利とされ、無風で終わるかと思われた選挙で、当時少数ながら県内の著名な経済人・文化人などが作家であり、テレビ・ラジオのコメンテーターなども務めて認知度の高い田中康夫を擁立したことで選挙戦の構図を一変させ、当時ほとんどのマスメディアが中央で活躍する無党派・改革派の田中 VS 戦後長期に渡り役人が県庁を支配し、また県議会との馴れ合い体質の色濃い守旧派候補の一騎打ちの論調での取り上げ方をしたことで、急激に県民の県政への関心が高まった。その後は田中が当選したこともあり、田中の言動や守旧派のレッテルの貼られた県議会とのやり取りなどに注目が集まり、それらと比例して番組の視聴率も安定してきた。(SBCニュースウィークリー フレッシュアイペディアより)
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