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玉淀ダムから見た耐震
2008年、玉淀ダム撤去促進期成同盟会が結成された。荒川をせき止めている玉淀ダムを撤去し、自然本来の川を復活させようと運動している。撤去推進派は玉淀ダムの上流に堰を建設して、農業用水の取水口をこちらに付け替えれば玉淀ダム撤去も可能だとしているが、埼玉県側はダムの耐震性が法令で定めるところの基準を満たしており、現時点ではダムの耐久性に問題がないこと、もしダムを撤去するとしても撤去工事に170億円、農業用水の付け替えに100億円、さらに発電事業者への補償といった多額の費用を要するとして、今すぐの撤去には消極的な姿勢を見せている。熊本県・球磨川の荒瀬ダム撤去と同様、今後の動向が注目される。(玉淀ダム フレッシュアイペディアより)
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木造軸組構法から見た耐震
木造軸組構法の耐震基準は兵庫県南部地震や新潟県中越地震などの大きな地震によって木造軸組構法の脆弱性が指摘されるたびに見直され、1981年(昭和56年)(必要壁量の割増し)、2000年(平成12年)(偏心率の制限・ホールダウン金物などの設置義務化)、2008年(平成20年)(すべての建物での構造計算の義務化)と改正されてきた。そのため、(第二次世界大戦後に建設されたものでは)建築年代の古いものほど耐震性が低い可能性が高い傾向があり、構造用合板を採用した新しいものについては、木造枠組壁構法に匹敵する耐震性を確保しているとされる。(木造軸組構法 フレッシュアイペディアより)
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木造軸組構法から見た耐震性
日本建築の源流である竪穴式住居などでは土に穴を掘って柱を立てる掘っ立て柱が用いられていたが、地面から水分が上がれば柱は腐ってしまうため、伝統工法では礎石の上に柱を並べる構法が採られていた。在来工法はこの部分が大きく異なり、鉄筋とコンクリートで「基礎」を構築し、柱は下部で「土台」と呼ばれる横材に接合され、基礎と土台をアンカーボルトで固定する。このため、地震に際しては揺れを逃がす伝統工法に対して慣性を全て受け止めることになり、ホールダウン金物や羽子板ボルトなどによる補強が不可欠となっている。基礎は近年まで布基礎が基本であったが、湿気対策や耐震性などの観点からべた基礎に主流が移っている。(木造軸組構法 フレッシュアイペディアより)
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