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野獣刑事から見た益岡徹
野放図な刑事役に緒形拳が抜擢された。工藤監督のファンである泉谷しげるは出演を快諾し熱演。いしだあゆみは工藤監督ならと引き受けたが、直前の映画が『男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋』のマドンナ役で、神波の脚本を読んでハードな描写に怖気づき、酷い汚れ役でもあり、夫の萩原健一からも降りろと言われたと噂されたが、萩原も同時期に東映の大作『誘拐報道』を撮影しており、迷いに迷った挙句に引き受けた。いしだは実生活ではお酒は一滴も飲めず、奈良漬けの匂いでも気分が悪くなるというが、子持ちのピンクキャバレーのホステスを演じた。工藤はいしだは最初から脱ぐことになっていたと話しているが、いしだはシナリオには脱ぐと書いてなかったと話しており、現場で工藤に説得されて脱ぎ、初めてヌードを披露し代表作とした。試写では涙が止まらず、「温かい映画で出演してよかった」と話した。益岡徹は田中輝一役が出来る役者がいないので「俳優座の中に新人でいいのいないか」と頼み、益岡を紹介されて抜擢した。子役の川上恭尚はオーディションで、のほほんとしてあまり役者をやる気がない子を選んだ。(野獣刑事 フレッシュアイペディアより)
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