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レズビアンから見た社会
20世紀に入ると、日本の資本主義社会の発展による自由・退廃の文化と女性の権利向上により、文学上の表現などで復活し、田村俊子・吉屋信子・宮本百合子などがレズビアンを思わせる人物が登場する小説を著した。また現実世界でも、平塚らいてうと尾竹一枝、宮本百合子と湯浅芳子、吉屋信子と門馬千代といった著名人の女性同士の関係が登場していた。また1908年から1910年までの情死501件中、女性同士は18件(0.04%)あり、特に1911年に新潟県親不知海岸で起きた女学校卒業生同士の心中が報道された結果、それまで男色を中心とした男性中心の同性愛への注目から女性中心の同性愛へと認識が転換したとされる(詳しくはエス (文化)を参照のこと)。同時にこの頃から、同性愛を異常視する「変態性欲」の考え方が一般化し、レズビアニズムの変態カテゴリー化が進行した。これは1970年代まで続くことになる。(レズビアン フレッシュアイペディアより)
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