
経済から見た葛洪
漢語における「経済」は、「世の中を治め、人民を救う」ことを意味する経世済民(若しくは経国済民)の略語であり、これは東晋の葛洪によって記された『抱朴子』(ほうぼくし)の記述が初出とされる。また今日でいう経済と意味が類似・近接した古典的漢語としては他に「理財」「食貨」「貨殖(興利)」などがあった。"(political) economy"の訳語としての「経済」の語法は、やがて翻訳を通じて「経世済民」の語を生んだ中国に逆輸入されたため、漢語文化圏において本来の(経世済民としての)意味は希薄になり、今日の用法が定着するに至った。(経済 フレッシュアイペディアより)