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経済から見た日本
日本のみならず漢字文化圏のほとんどの国では、上記のような"economy"を意味する「経済」の語が普及している。この「経済」という言葉は、幕末維新期の日本において、初め(古典派経済学における)"political economy"の訳語として導入された。この訳語の考案者を福澤諭吉とする文献もあるが、福沢が書物の名前ないし講義名として「経済」という語を用いた時点(1862年、1868年)で、すでに1862年発行の辞書『英和対訳袖珍辞典』がpolitical economyの訳語として「経済」「経済学」の訳語を挙げており、同じ年に西周が手紙の中で「経済学」の語を用いている。これらの点から、福沢一人をこの訳語の作者とするのは困難である。訳語として同時期に資生も提唱されたが、こちらはあまり普及しなかった。(経済 フレッシュアイペディアより)
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