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棒銀から見た羽生善治
第3-1図は1988年度(1989年1月)NHK杯テレビ将棋トーナメント、先手羽生善治五段後手加藤一二三九段。第3-1図以下、△1四歩▲1六歩△7三銀と後手は早繰り銀で対抗する。将来先手に▲6六角と打たれた時に▲8四香と打たれる手を消しており、銀の繰り替えには△6四銀から逆襲する手を見せる、基本的な対棒銀布陣。以下、▲1五歩△同歩▲同銀△同香▲同香(3-2図)。ここで後手には大別して△1六歩と垂らす手と△1三歩と受ける手がある。△1三歩と受ける手には▲1二歩と垂らす手が好手で先手が指せる。本局は△1六歩と垂らしたが、すぐに終盤に突入し先手が勝利した。この対局が中盤までそのまま定跡化され、中盤で▲5六飛と回ったとき、後手は飛車成を受けずに△2八角成と指す手順が後手も指せる定跡とされている。(棒銀 フレッシュアイペディアより)
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後手番一手損角換わりから見た羽生善治
後手番一手損角換わり(ごてばんいってぞんかくがわり)は将棋の戦法で、角換わりの一種。対戦成績表などでは、省略して単に一手損角換わりとも呼ばれる。 淡路仁茂が生みの親。2004年頃から盛んにプロ棋士が採用するようになった。2005年の名人戦(森内俊之に羽生善治が挑戦)では、7番勝負のうち2局でこの戦法が採用された(結果は1勝1敗)。淡路はこの戦法によって第33回(2006年)升田幸三賞を受賞した。(後手番一手損角換わり フレッシュアイペディアより)
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