
林玄仲から見た利子
老後は生まれ故郷の穴川村に帰り、地域の子供達を教育するとともに郷土の発展に努めた。特に慶応元年(1865年)には金750両を拠出して「永代義倉講金」を創設し、村に預金することで発生する利子で雑穀類を買って蓄えておき、窮乏する村人の救済に充てた。その恩恵は志摩国磯部・加茂・神明・立神にまで及んだ。明治9年(1876年)には「永代義倉講金」に250両を追加投入して1000両に増加させた。「永代義倉講金」は学制発布による磯部の村々に設置された学校(後に統合され志摩市立磯部小学校となる)の設置資金となった。(林玄仲 フレッシュアイペディアより)