
山中貞則から見た首里城
佐野眞一のルポルタージュ集 『畸人巡礼怪人礼讃 新忘れられた日本人2』(毎日新聞社、2010年7月)に沖縄と山中の関係を取り上げた文章がある。ニクソンショック直後に沖縄だけ1ドル360円で交換、首里城の復元工事を推進し、選挙区でもない沖縄のために683本の特例法を通した背景には、鹿児島県出身者として薩摩藩の琉球支配への贖罪意識があったという。また「米軍が沖縄に上陸していなければ、志布志湾に上陸し、鹿児島がひどい目に遭っていた」と、沖縄戦の犠牲に報いる意味もあった。(山中貞則 フレッシュアイペディアより)