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梵英心から見た黒田博樹
本来は遊撃手だが、プロ入団後は二塁手の守備に就くようにもなった。土のホームグラウンドの影響もあってか失策が多かった。強肩と俊足を生かし、守備範囲が広いが、遊撃手の見せ場の一つである間一髪のダブルプレーが捕球→送球の動作が俊敏でないためアウトにできなかった。開幕直後攻守にミスが目立ったが、マーティ・ブラウン監督が辛抱強く起用し続けた結果、開幕当初1割にも満たなかった打率を3割近くに上げ、好守も見せるようになるなど短期間で攻守ともに急成長。また得点圏打率は3割5分を超え、三塁打は狭い広島市民球場を本拠地とし、右打者ながら8本を放ち、両リーグ通じて単独トップ。盗塁もチームトップの13個。東出輝裕と二遊間を守り、広島打線の1、2番コンビとして定着した。しかし、9月26日の試合前の練習中、コーチのノックがイレギュラーして右目を直撃、検査の結果「右眼窩部打撲」と診断され登録抹消。横浜・吉村裕基、中日の佐藤充と争ってきた新人王争いにはまだまだアピールが必要であり、また、新人でありながらチームの攻守の要であるため梵本人は勿論、チームにとっても非常に痛い戦線離脱であった。その日はベンチ裏で人目もはばからず号泣。そして10月14日の阪神戦で復帰し、8回に代打出場。そのまま守備に就き、打球も無難に処理しファンを安堵させる(守備時には未だ赤い目に防御用ゴーグルを着用であった)。最終的には打率.289、安打数130という結果でルーキーシーズンを終えた。その結果、横浜の吉村裕基に倍以上の票差をつけて入団会見での公言通り、2006年度新人王獲得。広島の新人王はの澤崎俊和以来9年ぶり、野手ではの小早川毅彦以来2人目である。同学年(松坂世代)で二遊間を組む東出と2人でゴールデングラブを受賞することを目標にしている。そのため、秋季キャンプでは東出と常に行動を共にするなど、息を合わせている。7月13日の阪神タイガース戦(甲子園球場)で先制ソロにタイムリーを含む2二塁打を放ち、守備ではファインプレーも飛び出し、その日のお立ち台に立った。そのヒーローインタビューで、試合中マウンドへ寄った(投手・黒田博樹)時のことを聞かれて「黒田さんがワンパターンなリズムで投げてたので間を置きたかった」と新人にもかかわらず大胆な発言をした。(梵英心 フレッシュアイペディアより)
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風見しんごから見た黒田博樹
その後、風見が『ザ・ベストテン』に出演した際、スタジオから星野(当時野球解説者)に生電話で謝罪したいということで、この時の話をすると、星野は「そういえば、何か小僧に砂をかけられたことは覚えているよ。あんときのガキゃぁお前じゃったんか!!(「あの時のガキはお前だったのか!!」)」と答えた。その後、広島市民球場のフェンスは、金網の目を細くして足が掛からないようにしたり、上部を大きく内側に折れ曲げたりして簡単には乗り越えられないようにしていた。当時中日の選手会長だった谷沢健一は「あの乱闘で自分自身も含めて中日の選手6人とコーチ4人が負傷させられ、結局、レギュラー野手4人とエースの負傷も響いて、中日は二連覇を逃した」と話している。のちに中日ドラゴンズ応援特番に星野から声をかけられてゲスト出演して番組を盛り上げた。また1994年にはアニメ映画「かっ飛ばせ!ドリーマーズ“カープ誕生物語”」で声優初挑戦し、2014年より広島東洋カープ公認応援隊員として、MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島のアストロビジョンに映し出される応援歌『それ行けカープ』の歌唱や応援チラシ等にも登場している。2015年4月26日にはMAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島で黒田博樹投手の真っ赤なグラブを借りて始球式も務めた。(風見しんご フレッシュアイペディアより)