
B型肝炎から見た抗ウイルス治療
B型肝炎における抗ウイルス治療は、B型肝炎ウイルスの活動を抑制する治療である。B型肝炎ウイルスは自然経過において、ウイルスに対する抗体(HBs抗体ないしHBe抗体)が取得されることで、ウイルスの活性化が沈静化していくが、これを「セロコンバージョン(seroconversion)」と呼ぶ。抗ウイルス治療はこの状態を促していくことと、この状態に近いウイルスの活動性の鎮静が目標である。よって、現在の医療では「B型肝炎ウイルスの完全排除」は困難である。(B型肝炎 フレッシュアイペディアより)