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特集VOL.09 憧れで終わらせない!
ポルシェ911・購入のススメ
2008年4月28日更新
[01]996という名のポルシェ911

スーパーカー世代の諸兄には911と言う車名の響きに別格の想いがあるのではないろうか?しかも形式ナンバーの996と伝えてピンとくる方はかなりのポルシェ通であろう。大人になった現在、少年時代に憧れたクルマの入手を検討してみるのも悪くない。しかも既に911は手の届くプライスタグを掲げている。手頃なプライスながら例えばホテルのバレーパーキングに乗り付けてもベンツのSクラスに劣らないステイタス性を与えてくれる。今回は、先代の996型911を紹介しよう。996型は97年にデビュー後、7年間に渡って生産をされた911初の水冷モデルだ。テキストに選んだのは熟成が進んだ最終モデルである2004年式の911ターボ。超一級の実力と日常の買い物にも耐え得る実用性を兼ね備えた優れものの一台だ。

[02]ドライブフィール

伝統の水平対向6気筒エンジンはDOHC3.6リッターを搭載。ツインターボで武装され、309kW(420ps)/5,700rpm、560N・m(57.1mkg)/2,700-4,600rpmという実力を発揮する。バリオカム・プラスの採用により低回転域からトップエンドまでストレスの無い回転フィールが味わえる。最高速度は305km/h。0-100km/hまでの加速に要する時間は、わずか4.2秒。(いずれも6MT)フルタイム4WDシステムや各種電子デヴァイスの採用により誰でもがアクセルを踏み込むだけで300km/hの世界を難無く体験できる高い安定性を持つ。ターボモデルの足回りは、かなりハードだ。市街地では、固さが目立つ。しかし、場所を高速道路やワ インディングに移すと、その固さが絶品の安定感へと印象を変える。走りと同様にブレーキも逸品。パワーに見合った高い制動能力を発揮し、最小限の制動距離でしっかりとクルマを停止させてくれる。

[03]スタイリング

ボディは全長4435×全幅1830×全高1295×車重1530kg。諸兄の憧れたかつての930ターボのように巨大なウィングスポイラーは背負わず小型の2段式スポイラーを採用。120km/hで2枚目がせり出し、60km/h以下になると自動で収納される。洗練されたスタイリングと共に十分な実用性能も確保されている。内装は、華美な装備は省かれているが質感の高いフルレザー仕上げのインテリアが標準で装備される等、車両価格に対して相応なプレミアム性を十分に備えている。5連丸型メーターの中央には回転計をレイアウト、アナログとデジタルの情報表示を併用し、多くの情報を瞬時に分かり易く提供してくれる。リアシートは、+2のスペースとしてよりも手荷物置き場として考えたほうが良さそうだ。ラゲッジスペースと割り切ればその容量は、思ったよりも大きく、リアシートを畳むことにより215リッターの収納スペースが確保さる。

[04]ユーズドカーとうい選択

911は伝統の空冷式エンジンを採用する993型から水冷式996型へと97年にモデルチェンジをしている。しかし、U-car市場では空冷式の人気が根強く993型末期モデルよりも996型初期モデルの方が安いという逆転現象が起きている。冷却方式にこだわらず程度の良い911が欲しいユーザーには、996型はオススメができる1台だ。初期モデルであれば300万円台後半から購入をすることができる。一見、高価にも思えるが2,3年後のリセールバリューの高さを考慮すると決して高い買い物ではないだろう。また、フェラーリ等と比較しても引けを取らないブランドバリューを満喫しながらプレミアムスポーツカーとしてはリーズナブルなメンテナンスコストで維持ができる点も信頼度の高い996型ならではのメリットだろう。子供の頃の憧れを実現させてくれる996型911。貴兄もポルシェ乗りの仲間入りを検討されてはいかがだろうか。

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